12月議会 一般質問 (鈴木三男)

 今回の質問は、前回に引き続いて高すぎる国保税、減免と滞納問題、そして就学援助の入学準備金を入学前に支給を求める3つです。

高くて払えない国保税、何とかならないのか・・・申請減免制度の周知を

 国保税には、低所得者対策の法定軽減の他に、申請による減免制度があります。病院の窓口で支払う一部負担金の減免制度について、この減免制度の活用の現状と市民への周知を求める質問しました。

 窓口で支払う一部負担金の減免の利用者はいるのか。

 震災関連による免除世帯があるが、その他の減免・減額はない。

 申請による減免制度を市民へどのように知らせているのか。

 窓口で配布しているガイドブックに掲載しているが、市のホームページでもわかりやすく、簡潔な表現で、市民へ周知します。

財産の差押えや滞納処分は、生活や事業に配慮をしているのか

 国保税の滞納や差押えの現状、申請によって活用できる納税の猶予や換価の猶予の制度の周知、納税困難者への滞納処分の停止など質問しました。

 財産の差押えで滞納者の生活維持や事業の継続には、十分な配慮をしているのか。

 市税収入の確保は、市の施策や事業をやるうえで必要不可欠、納税の公平・公正確保に重要です。滞納対策として、滞納者に対し、財産の調査をして、財産の差押え、公売などで滞納整理をしている。納付の困難な理由や収入、財産、生活状況などに応じて個々に対応している。

 滞納者に納税猶予や換価の猶予の制度を知らせているのか。

 猶予制度の周知は、ホームページや催告書に猶予制度のチラシを同封して周知を図っている。猶予制度の申請書やパンフは、収税課の窓口にあり納税相談時に活用している。

 納税困難者には、滞納処分の停止をしているのか。

 滞納処分する財産がない、生活が窮迫する場合など処分の停止を行っている。

子どもの入学準備金は、入学前に支給を

 就学援助費の入学準備金は、新入学前に支給すべきではないか。

 就学援助制度では、市内に住所を有し、小中学校に在学する児童生徒の保護者に支給することになっている。在学を確認できない入学前の支給は、困難である。

見解 群馬県の太田市では、入学前の支給を決めています。東京都内の足立区や多摩市など10自治体で入学前の支給の検討を始めています。八王子市では、2月中旬に審査し、3月1日の支給の予定です。
 市の決断で、入学前の支給は可能です。


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